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2018年04月21日

楽屋裏話。チャレンジすることに明確な理由はいらない。でもすればきっとご褒美がある。

4月21日

昨日は恒例の本社イベントスペースLAC-座での落語会。

実は。

ワタスが落語の高座に上がるようになって丸6年が経ちました。お客様や地域の方に楽しんでもらおうと思って始めた落語会。プロの噺家たちが演じている姿がめっちゃカッコよくて「俺もあそこに上がりたい」と思い、オーナー特権?で「俺も演ってえーかな」と友人の桂春蝶くんに言ったら「いーですよ」とあっさり承認してもらって始めたのが2012年3月。

それから毎回レギュラーとして上がるようになり、噺せる古典ネタは13本。年に数回は結婚式やイベントでオファーが来るようになりました。

ただ。

本番が近づいてきてお風呂や車の中や夜にウォーキングをしながらブツブツとネタを覚えていると「俺はそもそもなんでこんなことやってるんやろ・・」と自問自答してしまいます(笑)この時間を読書や勉強や人と会う時間に使ったほうが生産的ではないかいう思いがふと脳裏をよぎったりするわけです。

いったい私にとって落語は趣味なのか仕事なのか修行なのか道楽なのか・・自分でもよくわかりません。

敢えて無理やりメリットを羅列してみると。

枕(つかみ)のネタを考える想像力のトレーニング
古典ネタを覚える記憶力のトレーニング
仕事におけるプレゼンテーションのトレーニング
自分自身のブランディング
会社のブランディング(逆効果かも・・)
自分自身のボケ防止
チャレンジスピリッツの維持
セカンドステージの職業としての可能性
笑ってもらうことでストレス軽減に貢献
笑ってもらうことで健康寿命を延ばすことに貢献


敢えて時間投資をする価値はこれくらいでしょうか。

まぁ、笑ってもらえることは理屈抜きに嬉しいのであまり深く考えることをせず、自分に正直にやりたければやる、ひと様から求められればやる、ということにしておこうと思います。


自分のことはさておき。

今回はとても嬉しかったことと感銘を受けたことがありました。

一つは、鹿児島県からわざわざ私の落語を見に来ていただいた方がいらっしゃたこと。そしてその方が楽屋に差し入れていただいたモノにとても感動したのです。なんと私の写真をプリントした手作りのドリップパックコーヒーをたくさん作って差し入れていただいたのです。高い交通費と宿泊費を使ってわずか30分程度の素人の落語を聞きにきてくれただけでなく、心のこもった予期せぬプレゼントに思わず涙がちょちょぎれそうになりました。更にこの戴きものをご来場のお客様にもプレゼントに使わせていただくことで喜びの連鎖になりました。

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そしてもう一つですが。

ここ6年、プロの噺家の中に交じって本番前の楽屋裏を体験してきました。出番までの1時間程の間、プロの噺家たちが何をしてどんな話をしているか興味ありませんか?(え?ない?)恐らく皆さん日頃の練習の賜物なのでしょう。一様に結構リラックスして他愛のないアホ話しやエロ話しで盛り上がって大笑いしています(もちろんワタスはそんな余裕はないのでその大笑いの中でブツブツとつぶやいています)それでも芸の世界は上下関係がはっきりしています。今回は新米のお弟子さんが帯同されていて、その彼は楽屋の中では雑用係として基本師匠のサポートを甲斐甲斐しく行うのが仕事なのですが。

それが結構厳しいのです。

特に商売道具の着物の畳み方、帯や襦袢や扇子や手拭など道具に対する扱い方へのこだわりが半端ないのです。アホ話で盛り上がってる最中でも、弟子の畳み方が少しでも悪ければ一からやり直し。自らが発する言葉のみで世界観を演出する噺家にとっての衣装や小道具には神様が宿っていると考えられているのではないでしょうか。恐らく師匠から弟子へと脈々とその想いや作法が承継されてきたのでしょう。私のような師匠でもない素人に対しても、リスペクト感を持って着物を着せてもらい、脱いだ着物を畳んでもらい、その伝統芸能の作法に触れさせていただくことにとても感銘を受けたのです。

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また、落語界は一門があり師匠や兄弟子がいるのですが、新ネタを教えてもらうのは決してその方々に限りません。今回も弟子のひとりが新ネタを披露したのですが、そのネタはどうやら師匠から教えてもらったのではなかったらしく、終わった後に「今のネタ、誰から教えてもらったん?」「S兄さんからです」「へぇ、良かったよ!」「ありがとうございます!!」という感じなのです。落語界には一門外の先輩にも習いに行き、教えてもらう風習があるのです。これはビジネスの世界では競合企業に行ってノウハウを開示していただく行為と同じです。成長意欲さえあれば、業界発展のため惜しみなくノウハウを提供するという風習が何百年も伝統芸能を継続してこれた要因なのではないでしょうか。

昨日の学びをまとめますと。

・人は予期せぬ時に期待値を超える何か(気持ちや言葉やプレゼント)を戴いたときに感動する。
・仕事道具には神が宿り、その扱いは無意識化のお客様の心にも必ず伝わっている。
・業界自体を維持発展させるためにはチンケなセクショナリズムを捨て未来を繋ぐ若者への支援体制を文化として確立する。

と、まとめているうちに。

さっき書いたメリット以外にも得ているこ、学べていることが結構あることに気が付きました。主体的にチャレンジしたことは、それが成功でも失敗でも、明確な意義が見出せなくても、人生にとって無駄なことは一切ないということではないでしょうか。間もなく還暦を迎えますがチャレンジスピリッツだけは無くさないようにしたいと思います。

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posted by 堀井計 at 22:55| 京都 | Comment(0) | ホロス亭エロス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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