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2017年05月21日

哀悼。保険ビジネスにおける真の顧客本位とは。

5月21日

今週は水曜に保険代理店成長戦略セミナー、木曜日には恒例のホロスエリアカンファレンス、金曜日は某大手金融機関新任役員研修とイベントやセミナーが目白押しでした(エリアカンファレンスの話は改めて)

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その木曜日のイベント中に訃報が飛び込んできました。弊社の社員が亡くなったのです。しばらく前から闘病されていたのですが病魔には勝てなかったのです。

弊社の現役社員を見送ったのは初めてでした。享年48歳。あまりにも若すぎます。改めてここに謹んでお悔やみを申し上げたいと思います。

あえて故人のことをここで申し上げることは控えますが、長い間会社を経営していると社内恋愛で結婚する社員もいれば病魔に侵され私より先に亡くなる社員もいて、会社という小宇宙の中でも様々な出来ことが個々の人生の中で起こっているのだと改めて感じています。

社員の死に際し改めて考えたことが二つあります。

一つは、我々は「死」と向き合う仕事をしているということ。一家の大黒柱やそれのみならず愛する人に万一のことがあったとき経済的不安を取り除くための商品を提供しているということ。

私も過去に数人のお客様の保険金支払いを経験していますが、支払うときには申込書にサインをいただいた方は既に亡くなっていています。そういう観点から考えると、その人が自分の得ではなく、愛する人に遺してやりたいう想いで掛ける保険商品を扱う仕事は金融業の中でも特殊なのではないでしょうか。

今、金融事業者はフィディシャリーデューティということで、顧客本位の業務運営を求められていますが、イメージとしてこの顧客本位は資産運用上の損得、つまり情報格差が大きい、「金融知識の無いひとがプロに騙されないように受託者としての責任を遵守しましょう」ということです。もちろん保険商品もこの中に入るのですが、更に保険商品はその結果が出るときには既にその人はこの世にいないという商品でもあるわけですから、より販売者にはモラルが問われますし、特にその人の想いを遺族に届ける使命感が必要な志事だと思うのです。

だとすれば、金融事業者の中でも保険事業者は、「必ず保険金受取人同席で保証内容を伝え、契約をしていただくことを原則としなければならない」となります。つまり「顧客本位の業務運営原則」ではなく「顧客とその愛する家族本位の業務運営原則」を策定することが求められるのではないかと思ったのです。

もう一つは経営者が社員に提供できる「倖せ」とは何かということです。

弊社の社員数はグループ全体で270名を超えます。新たに入社する人もいれば辞めていく人もいます。結婚したり、出産したり、病気になったり、離婚したり、亡くなったりと色んなことがあります。もちろん社員にとっては選択の自由ですから嫌ならいつでも辞める権利があります。でもやはりうちにいる限り、いる間は、何かのご縁で来ていただいた限りは、少なくても倖せな時間を過ごしてほしいと思うわけです。

もちろん倖せの価値観や価値基準は人それぞれです。なのでまずはそのそれぞれを理解することが必要です。最近では、企業は顧客満足度を上げるより社員幸福度を上げるほうが業績が上がるという理論もでてきていますので、これからの経営者は、いかに社員を幸福にするかを考え実行することが求められる時代になっていくのではないかと思います。

「顧客本位」と「社員幸福」をいかに高めるか。

これがこれからの企業成長のキーワードになりそうです。

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2017年05月06日

GWに考える。果たして倖せと成功は両立できるのか。

5月6日

2017年のGWも明日を残すのみとなり今年も例年にもれずどこへ行っても高くて混んでる行楽地や海外に行くこともなくジモティとのゴルフや墓参りやスーパー銭湯に読書三昧と極めて充実した大型連休を過ごしているスーパーリア充@あーーーーーーーーー早くシゴトがしたいケーホリーですこんばんわ。

と言っても、今月は週明けには保険乗合代理店協会の年次総会があり、正式に協会化してから初めての総会でもあり、金融庁や生保協会からもご来賓として参加いただくことにもなっていて、その開会挨拶や年度方針プレゼンの準備や、その翌週翌々週には恒例のホロスカンファレンスが控えており、そのプレゼン資料の作成等もあり、それなりの情報収集や資料作成に取り掛かっております。

ところで。

毎年この季節に庭に咲いてくれるのが白いジャスミンと赤い薔薇。

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窓を開けるとジャスミンの香りが風に運ばれてリビングがその甘い香りで満たされます。豆から珈琲を煎れ、ジャズを聴きながら読書に耽ると。

「あ〜倖せやな〜」と感じます。

因みにジャスミンの香りは困難な事柄によって喪失してしまった自信を取り戻すのに役立つと言われていて、脳内麻薬と呼ばれるエンファリンや、快感ホルモンと呼ばれるドーパミンの分泌を活性化する作用から、自分を信じ前に進む勇気を取り戻させてくれたり、幸福感を感じられるように手助けをしてくれるらしく、また鎮静作用から不安や恐怖に苛まれているときや、ストレスによって心が疲れ果てて無感動・無関心になってしまった時にも、気分をゆったりと穏やかに開放してくれ、不眠の解消、感性や気力を取り戻すのに役立ってくれると言います。

更に。

赤い薔薇を剪定してトイレに活けておくと、トイレに入った瞬間薔薇の香りがトイレ中に立ち込めていてまさに天然の芳香剤。ここで用を足す瞬間・・

「あ〜倖せやな〜」と感じます(笑)

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因みにバラに含まれるティーローズエレメント(化合物名ジメトキシメチルベンゼン)という成分には、森林浴の香りと同様の鎮静効果や抗ストレス効果があることが実証されていて、緊張を緩和して頭痛やストレスを解消したり、脳を活性化するという目的で利用されていて、心と体のリラックスやリフレッシュなど情緒を落ち着かせて肯定的な感情にさせる効果があると言います。


この2つの香りに反応するワタスは相当病んでいるのでしょうか・・・

でも、高いお金をかけて海外に出かけたり、高級フレンチを食べに行くこともいいですが贅沢をすることと「倖せ」を感じることは別物で。

目の前にあるリソース(資源)や目の前にいる人(家族や仲間)や目の前にある日常(健康で仕事ができること等)に改めて目を向けてみると「倖せ」に気づくことが結構あるものです。

「成功」の価値基準は他者が定量的に判断して決まることが多いと思いますが「倖せ」の価値基準はあくまで自分自身の心が決めるもので、目指すものというより気付くもの。

突き詰めると朝目が覚めて息をしているだけで倖せと思えるようになるんでしょうね(お前はお釈迦さんか)

倖せの土台は心身の健康。その上に家族や仲間等人間関係があり、更にその上には生き甲斐やりがいがあり、そして更にその上に幾ばくかのお金があるのではないでしょうか。

果たしてワタスは倖せ者になりたいのか成功者になりたいのかどちらなのでしょうか?

その答えは・・


どちらもです(強欲ものか)

なぜなら、弊社は「個人や企業に安心で豊かな生活と夢の実現を支援する」のが企業理念であり、「あなたらしい素敵な活き方を応援する」ことであり、倖せと成功の両方を経験していなければお客さまを支援することはできないからです(かなりのこじつけ・・)

ということで。

日々倖せを感じ、周りの人たちに感謝しながらも、16年前に起業して経営者になった以上は、明後日から引き続き成功も目指したいと思います(やっぱ強欲者か)

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2017年04月22日

人づくり。戦後の高度経済成長を支えた天才技術者の名言から学ぶ。

4月22日

今週は先週の日曜日にNYから帰国し月曜から会議に社内研修に新人オリエンテーションに金融庁訪問に保険業界向けセミナーに大手企業研修にと時差ボケになる暇もないくらい独楽鼠のようにはたらいた一体いつになったら楽になるのか底が見えないと思いながら深層心理的には好きで働いているに違いない仕事は恋愛と同じで苦しいと思えば苦しく楽しいと思えばこれほど楽しいと思えるものはないと思う今日この頃@ケーホリーですこんばんわ。

ところで。

某自動車メーカーのインストラクターを対象にした研修講師で宇都宮から車で1時間かけて栃木県の山奥にあるツインリンクもてぎくんだりまで行ってまいりました。ここには日本でも数少ないサーキット場やキャンプ場や遊園地など様々な施設があるのですが、その中に「ホンダコレクションホール」という歴代のホンダ製品が展示されているホールがあります。

「せっかくもてぎくんだりまで来ていただいたのですからご案内を」ということで、研修スタッフの方のご厚意で案内していただきました。

因みにワタスがこれまでの人生でホンダ製品にお世話になったのは、小学生の頃に親父が買った1300クーペ7、高校通学に使った原付バイクのスーパーカブ、モンキー。大学時代にはシビックやハンターカブという狩猟用のカブをお洒落に?乗っていました。その現物が数十年ぶりに目の前に現れると、甘酸っぱかったりほろ苦かったり当時の思い出が蘇りテンションが上がりました。古き良き時代です。

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また、歴代のASIMOくんも展示されており、その進化の変遷に驚かされました。なんと最初は足だけ?でその次は足にテレビのような箱だったとは。

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なんと最新のASIMOくんは周囲の人の動きに合わせて自ら行動する「判断」能力を備え、
1. とっさに足を出して姿勢を保つ「高次元姿勢バランス」
2. 周囲の人の動きなどの変化を複数のセンサーからの情報を総合して推定する「外界認識」
3. 集めた情報から予測して、人の操作の介在なしに自ら次の行動を判断する「自律行動生成」たことによって、これまでの「自動機械」から「自律機械」へと進化しています。科学技術の進化は凄いですね。

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その展示車やASIMOくんに感動したのもさることながら、むしろそれより感動したのは至るとこころ掲げてあるホンダ創業者であり天才技術者の名言です。

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因みに本田宗一郎さんは66歳で本田技研工業社長を退き、取締役最高顧問に就任。以降取締役も退き、終身最高顧問となられ、84歳で亡くなられました。本田さんにせよ井深さんにせよ偉大なメーカーの技術者であり経営者は作品が形に残ります。ではワタスのようにモノ作りができない経営者は何を残せばいいのでしょうか。

やはりそれは「人づくり」しかありません。

「人を喜ばせたい。」
「我々は保険をやる以上一番困難な道を歩くんだ。」
「差ではなく違いで勝つ。」
「コンサルティング力で世界一になるんだ。」
「人に役立つ人を創ろう。」

ワタスもこんな言葉を残したい(笑)いずれにせよ、名言は結果を出した人にだけ与えられる特権です。


最後に。

「人は歩みを止めた時に、そして、挑戦をあきらめた時に年老いていくのだと思います。
この道を行けばどうなるものか危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。
踏み出せばその一足が道となりその一足が道となる。
迷わずゆけよ。行けばわかるさ。

いくぞ〜!!!!!1、2、3、ダ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」


これは、アントニオ猪木の名言です・・・

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失敗を恐れず共にチャレンジする仲間を募集中です↓
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posted by 堀井計 at 22:48| 京都 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月01日

あなたの体調は?あらゆるマネジメントはルールベースからプリンシプルベースに変わる。

4月1日

今週は2年ぶりの人間ドッグで生まれて初めて鼻から胃カメラを挿入しその昔某大学病院の精密検査で口から胃カメラを入れられている最中にその病院が突然停電し病院中がパニックになる中鼻水とよだれを垂れ流しオエオエと嗚咽したまま10分くらい放置され続けようやく停電が解消されてからそのカメラをズルズルと引き抜かれ。


「では後日やり直しです・・」


と言われた時の苦しみと落胆から思えば数千倍は楽だった鼻から胃カメラ推進派@ケーホリーですこんにちわ(今日はエイプリールフールですがこの話は本当です)

ところで。

金融庁から出されていた顧客本位の業務運営に関する原則が3月30日に固まり発表されましたね。http://www.fsa.go.jp/news/28/20170330-1/02.pdf

これは金融事業者が自ら主体的に創意工夫を発揮し、ベスト・プラクティスを目指して顧客本位の良質な金融商品・サービスの提供を競い合い、より良い取組みを行う金融事業者が顧客から選択されていくメカニズムの実現が望ましく。

そのためには、従来型のルールベース(規則)での対応のみを重ねるのではなく、プリンシプルベース(規範)のアプローチを用いることが有効であると。これは今回の原則を基本として、後は各社の自主性に委ねるというマネジメント手法であり、日経新聞の言うところの「処分庁から育成庁への脱皮」という手法なのでしょう。


実はこの「処分から育成」という考え方は、「管理型から自立型」にあらゆるマネジメントの手法が変わってきているということであり、それを理解したうえで我々のマネジメント手法も変えていかなければいけないということです。なんてことを思っていたら日常の風景と重なりました。

日ごろから結構健康管理には気を使い、加圧トレーニングはかれこれ丸6年毎週通っているのですが、そのトレーナーが始める前に必ず問いかけるのが。

「体調は?」

です。マンツーでやる結構ハードなトレーニングなので当たり前かもしれませんが、このルーチンを常々仕事でも大事だと思っていました。加圧ベルトで血流を止めてトレーニングするので、トレーナー(指示する方)は常にワタス(指示される方)の体調や筋肉の付き方を見たうえでその日のメニューや加圧度を調整してくれるのでしょう。ある程度のストレスをかけなければ筋力はつきませんがストレスをかけすぎると筋肉を壊してしまいますのでその加減がトレーナーの腕の見せどころと言うべきでしょう。

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このトレーナーとトレーニーの関係を改めて表現すると、「トレーナーはトレーニー(ワタス)の筋力や体力を維持成長するためにマネジメントするのがミッションである」となります。

これはビジネスのマネジメントも同様でトレーナーに相当する管理職はトレーニー(部下)の「能力やスキルを高めながら」組織を成長させてていくことがミッションです。

この「能力やスキルを高めながら」という前提を常に上司側が意識できていれば、自ずと部下に関心を持ちながらコミュニケションがはかれますが、上司側に自分の評価や業績しか関心がないとラポール(信頼の架け橋)が形成できず関係性が崩れだします。

なおざりにされやすいのがその部下の「体調は?」を配慮せず、常に自分都合や予算都合で部下を詰めていくことです。体調(これは肉体的体調ではなく、精神的体調やその部下の成長度合い)を見極めながら加圧ベルトを微調整したり、トレーニング内容(仕事の量や難易度)を変えていくという配慮をせずにマネジメントしてしまうのです。

先日ブログに書いた鬼上司は、罵る殴る蹴る立たせる無視するというパワハラのデパートのようなマネジメント(笑)で部下は次々と脱落していきましたが、そんな鬼上司でも、自分では「そんなつもりはない」「全然たいしたことない」と思っているケースがほとんどなのです。もちろん加圧トレーニング同様、ある程度のストレスは必要で、一般的には全くのノーストレス(骨折してギプスをつけた状態)なら力は弱くなっていくものです。ですが、やはり何を言われたか、何をされたかより、誰に言われたか誰にされたかという関係性が部下の生死を決めるのは間違いありませんので、常に相手を理解(相手の体調、感情、能力、価値観)することはマネジメントの1丁目1番地なのではないでしょうか。

マネジメントの世界も指示命令の強い権力型の古いマネジメント(スポーツでいうところの練習中水は飲まさない。うさぎ跳びで階段を上がらせる等)ではなく、ラポール(信頼の架け橋)をベースにした自立型マネジメントが時代の潮流です。金融の世界がルールベース(規則)ではなくプリンシプルベース(規範)で自立を促しているのも時代の潮流だということですね。

組織のマネジメントも業界のマネジメントも信頼関係と自主性を重んじながらいかに能力を高め成長させるかが問われる時代。これは規則や権力で縛る手法よりはるかに難易度が高いマネジメントだと思いますが、少なくともワタスはそれが理想であり、チャレンジする価値は充分にあると思っています。


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2017年03月26日

コメンスメント。希望通りに行かない人生に運は味方する。

3月25日

今週は卒業式のピーク。いたるところでスーツや袴姿の若者を見かけました。因みにワタスが高校を卒業したのは40年前で大学を卒業したのは36年前・・・恐ろしいくらい昔の話です。

とは言えまったくもって記憶の彼方かといえばそうでもありません。私服OKバイク通学OKの自由極まりない校風の公立高校の卒業式では、ほとんどの友人が大人ぶったスーツ姿で卒業式に臨む中ワタスだけが某私立野球名門校の応援団長の学ランを借りてきて参列し先生や保護者からドン引きされました(アホです)大学はさすがに就職活動で新調した紺のリクルートスーツでしたが、直前までスキー場のペンションに居候してたので顔が炭団のように真っ黒でした。

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新卒で就職したのは当時日本最大のスポーツ用品のチェーンストア。入社前に米国西海岸の最先端流通業視察研修があるのも魅力の一つでした(研修なのにアホなことを連発し入社取消になるかと思ったら逆に日本の侍だと当時の人事部長から称賛されましたがここでは到底言えません)

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この会社には10年お世話になりしました。流通業の花形であるバイヤーになりたかったのですが最初の配属先は大阪南部のショッピングセンターのスポーツ用品売り場の自転車担当。マイナーな地域のマイナ一な販売員という辞令にガックリしたことを覚えています。

初めて親元を離れ、一人暮らしをした所は府が運営している独身者向け共同住宅。共同トイレの共同キッチンでクーラーなんて勿論なく、夏は灼熱の暑さで夜寝るときは冷蔵庫に冷やしたペットボトルを抱いて寝て、そのボトルが温くなると目を覚まし、また冷蔵庫からもう1本を出して抱いて寝て、最後は冷蔵庫に頭を突っ込んで寝ていました(夜中に訪れた友人に発見されてたいそう驚かれました・・)

2年半ほどその店で修行した後に移動した先は大阪梅田に出店する新しい業態の路面店でした。当時路面店の新店に配属されることは抜擢でしたが、左程嬉しくはありませんでした。そのときも本社のバイヤーとかスーパーバイザーになりたかったのです。何よりその店の店長は会社でも超有名な鬼店長でほとんどの部下が外に出されるか潰れて辞めていきました(今のパワハラとはレベルが違います)

結局その店に4年在籍した後に、入社当初より望んでいたスーパーバイザーを2年、商品部のバイヤーを2年経験し、某保険会社に転職したのですが、ここまで長々と過去の遍歴を書いたのは記憶力を自慢したいわけではありません。


言いたいことは、人生はすべて想い通りになるわけではないということです。


誰もが目指していた大学に入れるわけでもないし、就職したい会社に入れるわけでもないし、就職したい会社に入れたとしても、やりたい仕事に就けるわけでもないということです。ではその時どうすればいいのか。

もちろんサラリーマンの場合、辞令に対してNOと言うことはあり得ませんが、ワタスの経験上大事なことは、腐らずに配属された場所で全力を尽くすということです。そこにまだ経験の浅い若造の小さな価値観を持ち込まないことです。

36年の仕事人生で何となく感じることは、自己主張の強い人は運が弱いような気がします。仮説ですが自己主張が強過ぎると外からの情報や未来からの情報を閉ざしてしまうからではないでしょうか。

仕事の選び方には、やりたいこと、できること、求められること、がありますが、優先順位でいくとまずは求められること(頼まれごとを喜んで全力で引き受ける)。やりたいこと(自己主張)に固執すると未来の可能性を狭め、できることしかしないことは自らの能力を限定してしまうような気がします。

ただ、一見矛盾するようですが、好奇心に従って生きることはとても大事です。しいて言えば与えられた仕事は嬉々粛々と引き受け、期待以上の仕事をしながら好奇心の持てることを見出していくことでしょうか。いや、そうしていれば目の前の仕事に好奇心が沸いてくるのです。そしてその好奇心と仕事がマッチすれば素晴らしい成果につながるかもしれませんし、その好奇心を持ちながら今の仕事に全力を注いでいれば、その好奇心(外)のほうから新しい運命的な仕事が近づいてくるような気がします。

また、ひたすら好奇心の赴くままに仕事に没頭することでずば抜けた能力を身に着けることは人工知能に置き換えられない防衛手段になることでしょう。

結果的にワタスは自己主張を一切せずに自分のなりたかった路面店担当のスーパーバイザーやスキー用品のバイヤーになることができました。そしてその後に1本の電話から保険業界に転職することになるのですが。

ということで、「卒業」は英語で「graduation」ですが、これはラテン語gradus(グラドゥス)が語源で、「階段、段階」を意味します。イメージは段々上がっていくという感じでしょうか。そしてもう一つの卒業という意味の「commencement」は、もともと「始まり」を意味する言葉。卒業式は終わりではなく、始まりのセレモニーだということ。僕はこっちのほうがしっくりきます。

さぁ、来週には4月を迎え、就職、転職、転勤、移動など新しい人生が始まります。それが例え意に反する会社や職場でも、それが天職だと思いその場で全力を尽くしましょう(うちの人たちもね(笑))



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posted by 堀井計 at 00:17| 京都 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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